「春菊のサラダがおいしい」とよく聞くので、冬になったら作ろうと思っていた矢先の9月半ば。「サラダ春菊」なる名称で売られていた春菊を発見!これは早速、サラダで頂かなければ!まずはシンプルな和風サラダを試してみたので、ご紹介いたします。
「サラダ春菊」の和風サラダ レシピ
調理時間 5分以内
材料 (2人前)
- サラダ春菊 1袋
- けずり鰹節 1パック
- 白ごま 大さじ1
ドレッシング
- 醤油(またはサラダ用醤油) 大さじ1
- 酢 大さじ1杯弱
- サラダオイル 大さじ1/2杯
- ごま油 大さじ1/2杯
作り方
- サラダ春菊を食べやすい大きさにちぎる。
- ボールにドレッシングの材料を入れて混ぜ合わせ、そこに春菊を入れて和える。
- 上から鰹節をかける。
「サラダ春菊」で作るサラダは、美味しいのか?
今回使ったのは、ただの春菊ではなく、「サラダ春菊」なる名称で売られていた春菊です!普段見かけるものと比べると、茎がなくて葉はやや長め。そして見た目はちょっと繊細で、全体的に傷みやすそうな印象を受けました。
まずは味付け前にちぎって一口食べてみると…「やわらかい!」。フワフワした葉で、苦みや青臭さもなく、これまで食べてきたレタスやルッコラなどパリッとした葉物系とは、全く違った歯ごたえです。鍋に入れて食べていた春菊とも、また違った美味しさ!これなら全然、サラダでイケます!
春菊はキク科植物ということもあり、「和風」のイメージが強いです。なので今回は当然のごとく和風サラダにしましたが、実は春菊の原産地は、地中海沿岸。でも春菊を食用に利用しているのは、日本を含むアジアのごく一部の地域だけだそうで、やはり「和風っぽい」というイメージは正解かもしれません。
そんなわけで、今回は醤油や鰹節を使った和風サラダに仕上げましたが、これが大正解!!ちぎって調味料と合わせるだけの、とっても簡単なサラダですが、柔らかくふわりとした春菊独特の風味を引き立たせ、日本人の口にとても良く合います。料理のポイントは、味付けしたら早めに食べること、酸味を効かせ過ぎないこと(お酢控えめ)。そして鰹節をちょっと多めに使うことで、うま味が増します!時間が経つと、葉から水分が出てしんなりしてしまいますので、食べる直前に味付けしてくださいね。
「サラダ春菊」とは?普通の春菊との違いは?
購入した春菊には、「サラダ春菊」というラベルが張られていました。見た目も普通の春菊とは、ちょっと違うカンジです。でも味や風味は、マイルドな春菊そのもの!早速ネットで調べてみると、「フレッシュサラダ」や「サラダ春菊」など、サラダに向く柔らかくてアクが少ないタイプの春菊が、何品種も作出されているようです!
参考: シュンギク(しゅんぎく・春菊)の品種と種類の一覧 – いちらん屋(一覧屋) (ichiranya.com)
さらに今回購入した春菊をよく見ると、普段見かける春菊とはちょっと違って、茎の部分がありません。これは、「株張りタイプ」といって、関西以西でよく食べられている品種だそう。西へ行くと「株張りタイプ」が増え、さらに葉は切れ込みが浅くて肉厚、香りも控えめな「大葉種」が多く流通しているそうです。
一方、関東でメジャーな春菊といえば、「株立ち」で「中葉種」、側枝を茎ごと摘み取って食べるタイプ。よく見かける、茎に葉が付いている春菊ですね。この株立ち中葉種の春菊も、柔らかい葉先をサラダで食べると美味しいそうなので、鍋が頻繁に食卓に上る季節になったら、ぜひチャレンジしたいと思います!
ところでいろいろ調べてみた結果、今回食べた「サラダ春菊」は、「株張り型 中葉品種」だったようです。アクがなくて、まさにサラダにピッタリの野菜でした!
同じ種類の野菜でも、地域によっていろいろな違いがあり、奥が深くて面白いですね!