この記事では、パセリを大量消費する方法をご紹介いたします。しかもやや美味しくないイメージのあるパセリを、美味しいサラダでたくさん食べる方法です!
パセリは付け合わせの代表選手で、見るからに栄養豊富な野菜です。でも残念ながら、あまり大量に食べるイメージはありません。そんな名脇役のパセリでも、たくさん使えばサラダの主役にすることができます!
パセリのサラダレシピ集
栄養豊富なパセリを、サラダで美味しく頂きます!パセリのサラダはどれも作り置きができるので、多めに作ってアレンジしながら召し上がれ!
パセリサラダ
パセリが主役のサラダです!ドレッシングで和えてから時間がたっても水っぽくなりません。むしろパセリのぱさつき食感がしんなりして、グッと食べやすくなります。作り置きもできるので、たくさん作って魚介類を加えたり、マリネにアレンジしたりしてもgoodです。
パセリとコーンの温サラダ
パセリは加熱するとかさが減るので、大量に食べることができます。甘みのあるコーンとバター、そしてほろ苦いパセリは相性抜群!レンチンで簡単調理可能です。そのまま食べても美味しいですが、冷ましてから葉物野菜と和えたり、トッピングしたりしても美味。
パセリとゴーダチーズのオリーブオイルかけ
パセリとゴーダチーズ、そしてトマトを合わせ、オリーブオイルと塩胡椒で和えるだけですが、それぞれの持ち味を生かした美味しいハーモニーが味わえます。材料の大きさをそろえて切るのがポイント。ワインのおつまみにぴったりです。
パセリのジェノベーゼソース風
パセリを大量消費する、綺麗なグリーンソース(ペースト)です。たくさん作って、ラップに包み小分けにして冷凍すれば、いつでも美味しいパセリ料理が食べられます。サラダのドレッシングや、ソテーしたお肉や魚にもたっぷり使って、存分にパセリを味わって下さい!
出来上がったパセリペーストでドレッシングを作りました!
グリーンサラダにかけると、ほんのりパセリが香ります。
パセリ風味のマカロニサラダ
「パセリのジェノベーゼソース風」を使って、さわやかな風味のマカロニサラダを作りました。マヨネーズ味でも、シンプルなセパレートドレッシング味でも、イケます!
カーリーパセリで作るタブレ
タブレは世界最小のパスタ「クスクス」を使った、フランスで人気のサラダです。イタリアンパセリを入れることが多いようですが、どんなハーブで作っても良く、普通のパセリ(カーリーパセリ)でもしっかり美味しくできます!
パセリの栄養価
パセリの別名はオランダぜり。海外ではパセリといえば、葉が縮れていないイタリアンパセリが主流です。一方、日本では「オランダぜり」=「縮れ(カーリー)パセリ」が定着しています。
栄養がありそうなのは何となく分かっていても、実際はあまり栄養価に注目されることがないパセリ。その原因は、一度に食べる量が少ないことにあるようです。添え物やトッピング用の刻みパセリ程度だと、せいぜいその量は数グラム。あまり栄養に注目して食べられることがないのもうなずけます。
では、食品成分表示でよく示される単位「パセリ100g」は、見た目の量(ボリューム)が一体どれくらいになるのでしょうか?
中型のボールから、はみ出すくらいのボリュームがあります。やっぱりスゴイ「かさ」ですね!ちなみにパセリ100gあたりの栄養価は、以下の通り。
パセリの栄養 (100gあたり) | |
エネルギー | 34 kcal |
タンパク質 | 3.2 g |
脂質 | 0.5 g |
炭水化物 | 0.9 g |
カリウム | 1000 mg |
カルシウム | 290 mg |
鉄 | 7.5 mg |
βカロテン当量 | 7400 μg |
ビタミンK | 850 μg |
ビタミンC | 120 mg |
パセリは見た目の通り、βカロテンを豊富に含む緑黄色野菜で、その他、鉄分やカルシウムもたっぷり含んでいます。レタスと比べるとその差は歴然で、βカロテンは370倍、鉄分やカルシウムは20倍にもなります!
今回、パセリを大量に使ってサラダを作ってみたら、思いのほか美味しくてびっくり!生で付け合わせのパセリをかじった時の不味さは、全然感じられませんでした。
とても簡単にサラダにアレンジできますし、調理法次第では「パセリ100g」も難なく食べることができます。ぜひ栄養豊富なパセリを上手にサラダに使って、美味しくたくさん食べて下さいね!
パセリを育ててみた
実はパセリは意外と丈夫な野菜で、お家でも簡単に育てることができます。普段は付け合わせとして少量しか使わないのであれば、お庭やベランダで1株だけ育てるのもおススメです!
我が家で育てたパセリ。1株だけですが、丈夫で育てやすかったです。
2年目に突入し、花芽が形成されました。いわゆる「とう立ち」の状態です。
パセリを「育てた」と言っても、実際は苗を買って植えただけ。その後は追肥や病害虫対策など一切せずとも、スクスク育ってくれました。「虫は苦手、手間も煩わしい」、そんな怠惰な私でも収穫の喜びを味わうことができる、ありがたい野菜です。
植えたのは一日数時間しか日の当たらない悪条件の場所でしたが、ちゃんと冬を越し、2年目に突入!一株だけでも次から次に葉が出てきて、とても大きく育ちました。柔らかい葉は色々なサラダにして、たっぷり楽しませてもらいましたよ。
しかし残念ながら梅雨の時期目前、パセリの花芽が付いたところで、うどん粉病が出てしまいました。うどん粉病はカビが原因の病気ですが、人には害がないので作物自体は食べることができます。ただ、元気がなくなった野菜なので味は落ちるようです。
病気の初期に気付いたので、救出できる葉は全部摘み取って、良く洗ってからサラダにしました。生のまま食べましたが、普通に美味しかったです。最後に収穫したものはタブレにして頂きました。
パセリは2年草なので、花が咲いたらおしまいです。育てやすい野菜なので、来年もまたぜひ植えたいと思います!