グリーンサラダは、レタスやエンダイブなど葉物のみを材料にして作られたサラダのことです。一方、ガーデンサラダは葉物野菜の他にトマトやキュウリ、コーンなど、いろいろな実もの野菜を加えて作られています。
グリーンサラダで使われる材料は緑系の葉っぱばかりなので、どうしても単調になりがち。でもその分、葉物野菜の組み合わせ方を工夫したり、切り方を変えたりすることで、アレンジすることが可能です!
特に切り方の変更なら、手元の材料ですぐに実践できるためおすすめです!葉物ばかりで単調な分、小さな違いで大きな変化を生むことができます。
※写真のグリーンサラダは、いずれも玉レタス20g+サニーレタス20gを使用して、18cmの同じ白皿に盛り付けています
切り方が変わると、見た目の雰囲気もパッと変わります。ぜひグリーンサラダを作るときは、葉物野菜の切り方にも変化をつけて、楽しんでみて下さいね!
「レタスを食べやすい大きさに、手でちぎる」方法
一番ポピュラーな方法です。レシピ本などを見ても、ほとんどの場合「レタスを食べやすい大きさに手でちぎる」といった記載がされていますよね。レタスは手でちぎることで、ドレッシングや調味料がからみやすくなったり、切り口の変色を避けられたりするなどの利点があります。誰でも簡単に、すぐにできるところも良い点です。
この切り方はグリーンサラダのボリュームを出したいときや、時短を目指す時などには特におすすめの方法です。レタスの葉がやや大きめなので、家庭的な雰囲気の盛り付けに仕上がります。またドレッシングと和えてからお皿に盛るタイプのサラダなどでは、大きめなレタスの方が見栄え良く仕上がります。
「レタスを小さめに、手でちぎる」方法
もう少し細かく、3cm角くらいの大きさを意識しながら手でちぎってみると、サラダのボリュームがかなり抑えられます。手でちぎるだけなので簡単にできますし、フォークでも食べやすい大きさです。同じ量の葉が小さくまとまって、見た目もやや上品に仕上がります。
ただし切り口が大きくなった分、早くレタスがしなってしまうので、長めに時間を置くマリネサラダなどには向きません。また、できるだけ葉の大きさをそろえた方が見栄えが良いので、少し丁寧に作業する必要があります。
「包丁を使って切る」方法
よく「レタスは金気を嫌う」と言われますが、これはレタスに含まれるポリフェノールの一種が鉄と反応することで酸化が早まり、切り口が赤く変色してしまうから。淡い緑のレタスの縁が赤くなってしまっては、確かに見た目は良くありませんよね。ちなみに赤くなっても毒ではないので、食べても特に問題はありません。
この心配な変色も、ステンレス製やセラミック製の包丁を使えば防ぐことができます。どちらの素材も鉄分が切り口に付きにくいため、レタスを変色させることなく、きれいにカットすることができます。
写真はステンレスの包丁で2cmほどの幅にカットしたレタスで作った、グリーンサラダです。見た目は手でちぎったものよりずっと繊細で、まるでホテルサラダのような雰囲気。包丁とまな板が必要なので多少手間はかかりますが、一度に大量に調理するときなどは、むしろ楽に作ることができます。
また、グリーンサラダに特別感を出したいときも、仕上がりがきれいに整うのでおすすめです。ただし小さくなった分、サラダにボリュームが出にくいです。また切り口が大きいため葉が傷みやすくなりますので、早めに食べきる方が良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?「料理は見た目も重要」と言われてますが、普通のグリーンサラダでもレタスの切り方を変えただけで、見た目がこんなに変わるんです。TPOに合わせて切り方をひと工夫してみると、ちょっといつもと違った雰囲気のグリーンサラダが味わえると思います。