「えっ? マズイのに、ケールで、サラダ?!」とびっくりした方もいらっしゃるのでは?
青汁の材料として有名なケールは、その独特の存在感から、「栄養は豊富だけど、美味しくない」と思われがち。でも実は、そんなことはありません。
ケールの味の特徴は、イソチオシアネートという独特な苦み。これが食べてみるといつの間にやらクセになり、サラダに用いる酢やレモンの酸味と掛け合わされて、むしろ美味しく感じてしまうから不思議です!最近は袋入りのものをスーパーでも見かけるようになりましたので、ぜひ、生ケールをお楽しみくださいね!
ケールサラダのレシピ集 18選
ケールは古くからヨーロッパで食されてきた野菜です。葉が普通のキャベツよりも硬いので、火を通す煮込み料理などによく利用されています。でも、おすすめは、やっぱりサラダ!
しっかりした歯ごたえが特徴のケール。生葉をサラダにすると、もさもさして食べにくい面がある一方、水分が出にくいので、味付け後に時間が経っても美味しいままというメリットも!サラダを一度にたくさん作って置きたい時に、とっても重宝する葉野菜です。
ケールの存在感を生のまま存分に味わったら、きっと好きになること、間違いなし?!
ケールサラダ
ケール初心者にオススメは、このレシピ! アメリカでケールブームの火付け役になったと言われるサラダです。ケールは少々硬いので、小さめにカットすると食べやすくなります。
サラダケールのレモンマリネ
生で食べるために改良された、サラダ用のケールも出回っています。その名も「サラダケール」。通常より葉が薄くて少し柔らか。もし見かけたら、ぜひ使ってみて下さい!
ケールとニンジンのコールスローサラダ
キャベツの仲間のケールでコールスローを作れば、大人味に仕上がります。淡色野菜のキャベツに比べ、栄養豊富なのも嬉しいところ。
ケールのチョップドサラダ
少々硬めのケールの葉は、チョップドサラダにすれば、いくらでも食べられます!ケールと相性バッチリの料理です。
卵とチーズのケールサラダ
ササッと作れるスクランブルエッグでケールサラダを作りました!細切りチーズとの相性も抜群です。細切りチーズがなければ、粉チーズでもOK!
ケールとキャベツのザク切りサラダ ごま風味
キャベツの甘みとケールの苦みが、ごま油でバランスよく調和されます。簡単で美味!
アイルランドの伝統サラダ・コルカノン
ジャガイモとケールで作るコルカノンを、ご当地レシピで再現しました!
ケールと大根のそぼろサラダ
ドレッシングの酸味とそぼろのうま味で、和風サラダが美味しい一皿にまとまります。お肉が入るので、焼き魚の副菜にもってこいです!
ケール入りグリーンサラダ
レタスで作ったグリーンサラダに、小さく切ったケールをプラス。かすかな苦みと緑の彩が加わって、良いアクセントになります。
ごまが香るケールのツナ和え
ごまの風味が加わって、ケールがさらにおいしくなります!味がなじんだ翌日以降も、食べ時が続くサラダです。
ケールのナッツサラダ
ケールと相性の良いナッツは、コレ!ドレッシングが美味しくて、ケールサラダがクセになります!
ケールと豚肉のパワーサラダ
意外と簡単!10分で作れる、メインディッシュ級のサラダです。ドレッシングは市販品を利用するので、お手軽です!
ケールとチーズの簡単サラダ
ケールサラダの基本の味付けで、相性の良いチーズと美味しく頂きます!
サラダケールの超シンプルサラダ
ちぎって、混ぜて、完成する!チーズと胡椒の効いた、超シンプルサラダです。
ケールで作る簡単タブレ
世界最小のパスタ「クスクス」を使って作る、フランスで人気の「タブレ」サラダ。基本形はイタリアンパセリを用いますが、ケールを使っても、10分で美味しく仕上がります!
ケールと赤パプリカのサラダ
ケールに1つ野菜を足しただけ、たった5分で美味しい華やぎサラダが作れます!他の材料でもぜひお試しください!
ケールで美味しいシーザーサラダ
ほんのり苦みのあるロメインレタスの代わりに、同じく軽い苦み野菜のケールを使って、シーザーサラダを作りました!美味しくケールが食べられます!
ケールの花のサラダ
初夏の一時期だけ出回る、ケールの花。見かけたら、ぜひ一度お試しあれ!
ケールって、こんな野菜
ケールは別名「葉キャベツ、はごろもかんらん」。
昔のケールは、独特の苦みが強い野菜でした。しかし最近では品種改良も進み、様々な特徴をもったケールが出回るようになりました。
日本より一足早く、2007年アメリカではケールブームが起こりました。サラダはもちろん、料理にもケールが幅広く使われるようになり、現在でも、アメリカで最も売れている野菜の一つなんだそうです!ただ、アメリカでサラダに用いられるのは、日本でよく見かける縮れタイプではなく、「ブラックケール(またはトスカーナケール)」と呼ばれる、色の濃いつるっとしたタイプのもの。
詳しくは【世界のサラダ図鑑】を参照!
日本では葉の縮れたタイプの「カーリーケール」が主流です。こちらも生で食べても美味しくて、「サラダケール」と銘打った製品も売られています。
ケールは栄養価も高かった!
ケールには、特に優れた抗酸化作用があるβカロテン、ビタミンC、ビタミンKが豊富に含まれています。さらにカルシウムの含有量も野菜の中ではトップクラスです。色素の成分であるルテインは、紫外線から目を守ってくれます。ケール独特の苦み成分は、フィトケミカルのひとつ「イソチオシアネート」という含硫化合物で、抗酸化作用があり発がん抑制作用が期待されます。
ケールの栄養価 (100gあたり) | |
エネルギー | 26 kcal |
タンパク質 | 1.6 g |
脂質 | 0.1 g |
炭水化物 | 2.7 g |
カリウム | 420 mg |
カルシウム | 220 mg |
鉄 | 0.8 mg |
βカロテン当量 | 2900 μg |
ビタミンK | 210 μg |
ビタミンC | 81 mg |
食物繊維 | 3.7 g |
どれも突出した栄養価ではありませんが、高めでバランスの取れた栄養素を含んでいるところが優れていて、さすが「葉野菜の女王」と呼ばれるだけはありますね。
まとめ
ケールをサラダで食べるためのレシピと、その魅力をまとめてみました。美味しくて栄養のあるケールを、ぜひ食卓に取り入れてみてください!